産後も女性らしさを保つ秘訣

人生は一度きり。お子さんを大事にしながら、自分自身も大切に労わりましょう。

産後に体で起きるトラブルとは。

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出産という一生に一度あるかないかの大仕事を終えた
あとの女性のからだは妊娠前とは全く異なります。

さらに産後の赤ちゃんのお世話も簡単なものではなく
想像以上にハードなものです。

出産と育児によって体にはどのようなトラブルが起きるのでしょうか?

産後、体のトラブルはあった?


産後ママ200人にアンケートを実施したところ、約90%のママが
体のトラブルがある(あった)と回答しています。

90%というと殆どのママが何かしらのトラブルを経験していると言えます。

[引用元:産後のママの体のトラブル解決講座 - gooベビー]

何故トラブルが起きる?


トラブルが起きる原因は三つあると考えられます。

原因1.出産という大仕事の疲れ

初産であれば、出産に掛かる時間は陣痛が始まってから
大体12時間から15時間かかるのが目安と言われています。

普段運動していないママさんであれば、その時間は過酷そのもの。

体験した事が無いような体力の消費が原因の一つです。

原因2.女性ホルモンの減少


女性ホルモンとは、プロゲステロンエストロゲン二つを指します。

プロゲステロンとは

赤ちゃんが成長しやすいように子宮内の状態を
整え胎盤を感性させる役割を担います。

エストロゲンとは

妊娠を継続させるために胎児の成長に合わせて子宮を大きくしたり、
母乳を作る準備を担います。

この女性ホルモンが出産によって急激に減少することが原因の一つです。

原因3.ストレス


出産の後には、慣れない育児や家事との両立による不安や寝不足、
ストレスなどが心身に負担をかけることも原因の一つです。

からだに起こるトラブルとは、具体的にどんなもの?


出産の直後~半年くらいにかけ、からだには次のような
症状がみられることがあります。

薄毛


妊娠中のママさんは女性ホルモン(プロゲステロンエストロゲン)が
非常に活発に働いています。

二つの女性ホルモンは胎児を育てる為に非常に重要な役割を担っていますが、
同時にべつの機能も備えています。

プロゲステロンは育毛を維持するような働きがあり、
エストロゲンは髪の毛の成長を促す働きがあります。

ところが妊娠により二つの女性ホルモンは一気に減少しますので、
プロゲステロンにより保持されていた毛髪が、出産後抜けやすくなります。

妊娠線


妊娠すると胎児の成長に伴いお腹が急激に大きくなります。
お腹が大きくなると皮膚がむりやり伸ばされ、
帳面に裂けたような線が出来て血管が透けて見えていまいます。

一般的に妊娠5~7ヶ月のお腹が大きくなり始めに出来やすく、
適切な対処をしないと出産後も消えずに残ります。

産後うつ


マタニティーブルーとも言われます。
妊娠・出産にともなうホルモンバランスの急激な変化が原因です。

産後うつはで不眠やイライラ・食欲不振などや、
抑うつ気分・不安感・注意散漫などの精神症状が起きます。

骨盤のゆがみ


赤ちゃんを産むため、出産時は骨盤が開きます。

通常、出産後6ヶ月ほどかけて自然と元の状態に戻りますが、
慣れない育児や、家事との両立によるストレスで元の
状態に戻らず歪むことがあります。

骨盤の歪みは代謝の低下や体の冷え、便秘などを起こします。

肌トラブル


ホルモンバランスの乱れや、3時間起きの授乳などの育児による
24時間体制に伴う生活リズムの乱れが原因です。

出産前とは肌の状態が全く違ってしまう、
乾燥肌や肌荒れになることも。

出産太り


妊娠中に活性化する女性ホルモン(プロゲステロン)は、
赤ちゃんを守るために脂肪を蓄積させる役割もあります。

そのため妊娠前と変わらない食生活であっても、
赤ちゃんを守るために皮下脂肪が蓄えられることが原因です。

※皮下脂肪は一度付くと中々落ちません。

また何か食べていないと気持ちが悪い「食べづわり」や、
妊娠と共に味覚が変わり、脂っこいものや甘いものを好むようになり
摂取カロリーが増加することも原因の一つです。

出産によってホルモンバランスや味覚は徐々に元に戻りますが、
からだに一度ついた脂肪は簡単には落とせません。

バストの変化


産後から授乳期にかけてバストは変化します。

出産前から産後すぐは、妊娠前に比べて
バストはサイズアップします。

しかしその後は徐々にしぼむ・垂れる・乳頭が黒くなる…と変化します。